X（Twitter）や InstagramでのAIアバターの利用と生成の現状について 現在様々なソーシャルメディアでAIアバターを見かける機会が増えてきました。最近ではインフルエンサーによる卒業アルバム風のAIアバターが話題になっており興味を持つ人も増えたと思います。 これらのAIアバターはSNSだけではなく、ビジネス、教育、医療など様々なシーンで今後重要なツールになってくるのは間違いありません。今回はそのAIアバターを生成する最初の一歩となる情報を下記にまとめました。この分野に興味がある方はぜひ読み進めてください。 目次 Part 1. AIアバターとは？ Part 2. AIアバターが作成できるアプリ・サイトおすすめ５選 Part 3. AIアバターについてのよくある質問 Part 1. AIアバターとは？ AIアバターは、人物の写真などを利用し人工知能技術で作成されたデジタルキャラクターまたはバーチャルキャラクターのことを指します。 アニメタッチやリアルな作風にカスタマイズすることが自由にでき、以下のようなさまざまな用途に利用され始めています。 ソーシャルメディア AIアバターはX（Twitter）、Instagramなどのソーシャルメディアプラットフォームで活用される機会が増えており、生成されたアバターは、プライバシーを守りつつ、仮想的なキャラクターを通じてコンテンツをユーザーと共有することができます。バーチャルYouTuberなどは動画コンテンツとして非常に人気があり、こういったAIアバターは音楽やエンターテインメント業界でも注目されています。 カスタマーサポート 企業がAIアバターを使用して、ウェブサイトやアプリ内で顧客と会話するのに利用される機会が増えてきました。自動応答するAIにより基本的な質問に迅速に答えることができ、24時間対応のカスタマーサポートが可能になっています。 教育 AIアバターは、教育分野で利用されることも増えており、バーチャル授業で生徒や学習者に教材を提供したり質問に答えたりするなどにも利用されています。 Part 2. AIアバターが作成できるアプリ・サイトおすすめ５選 ここまでの解説でAIアバターに興味を持った方も多いと思います。「何から始めていいのかわからない・・・」という方向けに、すぐにAIアバター作成を始められるおすすめのアプリ、サイトをピックアップしました。以下にランキング形式でご紹介します。 1位、高性能AI搭載、魅力的なアバターが作れるオンラインAIアバター 自分そっくりのアバターを作成できるPixpic ⭐オリジナル アバターを AI が 生成⭐プライバシーと匿名性を保護⭐豊富なスタイルで個性を表現⭐すばやく AI アバターを作成 詳細を見る ①、Pixpic-AIアバターとは？ スマートフォンアプリ上でも簡単に写真編集ができるようになり、SNSの発展とともに誰もが当たり前に写真のトリミングや明るさの調整、フィルター効果の追加など簡単に出来るようになりました。最近ではそういった編集もAIの力を借りほぼ自動化できるようになってきています。その進化形というべきものがPixpic「AIアバター」です。このツールを使うことで人物の写真をベースに簡単にAIアバターを作成することが可能です。 ②、Pixpic-AIアバターの利点は？ 自分で編集する必要がない 写真編集といえば代表的なものでPhotoshopなどを連想しますが高度な編集スキルを持っていない方でも、AIが代わりに完璧なアバター作成までの作業をしてくれます。 自然な仕上がりになる 適切なベース写真をアップロードできれば、これまでのAI写真に感じていた若干の違和感はAIアバターでは感じる事がありません。写真のリアリティを損なわず肌や背景の調整を違和感なく行なってくれます。 多彩なスタイルを選択できる 「プロフィール画像」「アート」「リアル」「エスニック」などユニークなスタイルを数多く選択することができます。もちろん服装も変わりますのでベースの写真の人物がTシャツを着ていても、スタイルを「証明写真」にすればTシャツがスーツに変わります。服装は意外と目立つポイントになるので非常に便利な機能です。スタイルの選択機能はプライベートでもビジネスのシーンでもアイデア次第でかなり活用できると感じます。 ③、Pixpicを使ってAIアバターを作ってみよう ここからは実際にAIアバター作成の手順をご紹介します。 Step1、まずはログインまたはサインアップ まずMedia.ioのウェブサイトにアクセスし、既存のアカウントにログインするか、新しいアカウントを作成します。Wondershareのアカウントをお持ちであればそちらでもログインできます。そして画面中央にある「写真を作成する」ボタンをクリックします。 Step2、顔写真のスタイルを決める 次に、お気に入りのスタイルを選択します。現在20種類以上（随時更新）のスタイルから選択することができ、ご自身の作成したい写真スタイルをクリックします。その後、要件のアップロードというポップアップが現れ、写真をアップロードする前に要件を確認し問題なければ利用規約にチェックを入れ「了解しました」のボタンをクリックします。 今すぐ作成してみる Step3、写真をアップロードする 再度、自身が選択した性別とスタイルを確認したらいよいよベースとなる画像のアップロードを行います。AIが正しくポートレート写真を作成するために、要件に沿った顔写真を最低5枚から20枚アップロードする必要があります。ここで要件から大きく外れる写真は「拒否された写真」として理由も込みで仕分けされるので安心です。写真をアップロード出来たら「送信ボタン」をクリックします。 Step4、プランを選択、完成した写真を確認しダウンロードする その後プランを選択する画面がポップアップで表示されます。現在はベーシックプランとプロプランが用意されており内容は以下の通りで用途に合わせて購入します。 作業はこれだけです、数回のクリックだけで作業は終了します。処理が完了すれば、自身のメールアカウントに Media ioから完了メールが届きます。再びWEBサイトに戻ると「結果を表示」というボタンが表示されているのでクリックすると選択したプランの枚数が表示されます。私は50枚のプランで10分ほどで処理が終わりましたがそれぞれ表情や角度、背景など違ったものが出力されており、これだけ選択肢があれば必ずお気に入りのポートレート写真を見つけることができると思います。 AIアバターを作成してみる ではそのほかスマートフォンでもAIアバターが生成できるアプリもご紹介します。 2位、AIでナチュラルな美肌が盛れる「YouCam Perfect」 主にSNSにアップする画像補正に特化しているYouCam Perfectは、スマートフォン用の写真編集アプリで、AIを活用して顔や肌にナチュラルな美容効果を付けたりアニメ風の加工や季節のイベントに合わせたテンプレートなども利用できます。AIアバターを作成することもでき人物はもちろん犬や猫のAIアバターも作ることができます。 AIアバターの作成方法は10～20枚ほどの人物の写真（顔がはっきりわかる、同一人物、1人だけが写っている等）をアップロードするだけで10分ほどで処理は完了します。 価格：50枚の生成で 600円、100枚で 900円、200枚で 1200円となっており必要な枚数に応じて3つのプランから選ぶことができます。 他にもYouCam Perfectはプレミアム機能が使える年額3500円、または月額900円のサブスクリプションプランも用意されており、メンバーになると50％オフでAIアバターの写真を生成することができます。 3位、AI画像生成も得意な「AI Picasso」 スマートフォン用のアプリであるAI Picassoは大きく2つの機能を持っており、「テキストから生成」と「AIアバター」があります。テキストから生成は文字通り、自分が欲しい画像を表すテキストを入力するだけでAIに画像を描かせる事ができます。AIアバターの生成は「人物」と「犬と猫」が可能で5～20枚ほどの写真（顔がはっきりわかる、同一人物、1人だけが写っている等）をアップロードするだけで10〜30分ほどで処理は完了します。最初にスタイルなどは選択できませんが一度に50枚ほど生成でき、様々なシチュエーションのAIアバターを作る事ができます。 価格：アバター生成に関してPRO版のサブスクリプションに入る必要があり、年額で3600円または1週間で600円となっています。PRO版はAIアバターも作り放題、そして処理の高速化も実現しています。 4位、万能な画像編集機能とAIアバターも生成できる「MyEdit」 MyEditはWebページ内で画像編集とオーディオの編集もできる多機能なWebツールです。画像編集に関しては基本的なトリミングや背景の透過、ノイズ除去などの他にAIを使った写真のアニメ化やAI着せ替え機能、AIアバターの生成などがあります。AIアバター生成に関してはこちらも簡単で、 人物の写真を10～20枚ほど（カメラ目線で顔がはっきり、様々な背景、1人だけが写っている等）をアップロードするだけで15～20分で処理は完了します。 価格：50枚の生成で 750円、100枚で 1500円、200枚で 2250円となっています。 MyEditはプレミア版も用意されており、年額6960円と月額1460円のサブスクリプションに加入するとAIアバター生成が40％オフで利用できるようになります。ひとつのWebページ内でAIアバター作成と画像の加工ができるのは魅力的です。 5位、AIアバターの王道 「SNOW」 SNSを利用している方でSNOWで加工された写真を見たことがない人はほとんどいないでしょう。スマートフォン用カメラアプリであるSNOWは顔認識機能を使い、美肌効果や目を大きくするような、いわゆる「盛れる」写真や動画を撮影できます。 SNOW AIと呼ばれるAIアバター生成も可能で、プロフィール、アニメや漫画風、ペットスタジオやAIベイビーといったユニークなアバター生成が可能です。 価格：アバターの生成方法は基本的に人物の写真を10～20枚ほど（自分らしく顔がはっきり、様々な角度と背景、1人だけが写っている等）をアップロードするだけでAIアバターを生成できます。現在SNOWが提供しているプランはStandard 30枚（24時間以内で生成）で330ジェリー（360円）、Express 30枚（1時間以内で生成）で550ジェリー（500円）となっており、SNOW VIPのサブスクリプションに加入しているメンバーは110ジェリーからAIアバターの生成が可能となっています。料金体系や機能が少し複雑ではありますがこのアプリに慣れているユーザーであればおすすめです。 自分そっくりのアバターを作成できるPixpic ⭐オリジナル アバターを AI が 生成⭐プライバシーと匿名性を保護⭐豊富なスタイルで個性を表現⭐すばやく AI アバターを作成 詳細を見る Part 3. AIアバターについてのよくある質問 ①、AI アバターは何に使える？使用用途は？ 例えば、重要な場面で使用する自分のプロフィール写真であれば、本来スタジオでプロに撮影してもらうべきかもしれませんが時間も費用もかかります。しかしAIアバターでプロフィール写真を生成すれば髪型や服装、表情なども違和感なく修正し写真を作る事ができます、必要な時間は数十分です。エンターテインメント分野ならAIアバターを使い、新たなスターを誕生させることもできるでしょう。24時間いつでも稼働できるAIアバターであればオンラインサポートなどで対話型のAIと合わせて使うことで大規模なオンラインコミュニティーの管理、サポートができるようになります。 AIアバターの利用用途はこれからも拡大し、様々なビジネスに影響を与えるはずです。 ②、AI顔写真生成に法律について AIによる顔写真を含めた画像生成には法的な部分で注意すべき部分が多くあります。他人の写真を使ってAIアバターを生成した場合や生成した画像が偶然何かに似ていたなど肖像権や著作権の侵害につながる可能性はゼロではありません。ビジネスに取り入れる方もそうでない方も、許可やライセンスの確認、法的アドバイス受けるなどがこれから重要になってくると思います。あらゆる可能性を考慮しつつ、肖像権と著作権に配慮し、法的な要件と倫理規定に従いAIアバターを生成してみてください。 AIアバターまとめ ここまで AIアバターの利用と生成の現状について、ツールの紹介を交えつつ解説してきました。AIアバターはSNSだけではなく、ビジネス、教育、医療などの分野で今後ますます利用されるはずです。ぜひ今回紹介したツールを使い実際に体験してみてください、AIアバター生成の大きな可能性をあなたも感じるはずです。